夜早く寝てほしい・・・だけど、なかなか寝てくれない・・・このようにお悩みのご家庭も多いのではないでしょうか。
でも大丈夫。子どもが安心して入眠する条件も科学的に解明されています。
目から入る刺激は、睡眠・覚醒のリズムに大きな影響があることがわかっています。寝る前にスマートフォンの発する明るい光(ブルーライト)を見ると、昼が続いているとからだが勘違いし、頭が興奮状態になり、寝つきが悪くなります。
明るいため、暗いところで分泌されるメラトニンが分泌されないことも寝つきが悪くなる原因。睡眠前のブルーライト、厳禁です。
身体の様々な部分には体内時計があり、24時間10分のリズムを平均的に刻んでいると言われています。それを24時間のリズムに修正するのが朝の光。朝起こす時、起きた直後に朝の光にあててあげましょう。
朝の光には脳内物質セロトニンの分泌を促す役目もあります。セロトニンは、脳と身体を覚醒させて日中の活動を活発にする、心のバランスを整え機嫌の良い状態にする役割があります。加えて眠りをさそうメラトニンの生成も促します。
日中の活動を機嫌よく活発にするセロトニンの分泌を増やすためには、太陽の光と共に、食事が重要。1日3回、同じ時間に食事をとること、特に朝食は最も大事。脳のエネルギー源になる炭水化物やたんぱく質を摂取することで、体内時計を修正することもわかってきています。
セロトニンの分泌を増やすためには、朝の光をあびる、朝ごはんをよく噛んで食べる、日中身体を動かして遊ぶことがポイントです。
子どもは自分で睡眠を選択できません。選択できるのは親だけです。
費用不要で、将来にわたり、子どもの成長に有効な睡眠。
睡眠の新習慣、ぜひ生活にお役立てください。