にこっ、と笑った赤ちゃんの口元に、小さな、小さな乳歯がのぞく姿、本当にかわいいですよね。
歯の成長は早く、2歳半ばには全部で20本生えそろいます。
そして、この乳歯が全て永久歯と生え変わるのは11歳ごろ。
命の源。健康を担う、大事な、大事な歯。
乳歯で虫歯になると、永久歯でも虫歯になりやすいといわれています。
小さなころから、歯磨き習慣をつけておきたいですよね。
子どもが小さい時に欠かせない大人の仕上げ磨き。
でも・・・
「子どもが歯みがきを嫌がって仕上げ磨きができない」
「泣いているところ無理やり仕上げ」
など子どもの歯磨きに対する悩みは多く聞かれます。
子どもが歯みがきを嫌がる理由として、「痛かった」=「歯みがきは嫌なこと」という認識につながっていることが考えられます。
子どもが基本的生活習慣を獲得していくためには、「楽しい」「気持ちが良い」などポジティブな感覚!
歯みがきを楽しくするためには、突然の「歯みがきスタート!」ではなく、「周りの大人に口に触れられる心の準備」の期間が大切です。
遊びの中で口のまわりや唇にやさしく触れて、「口に触れられることに慣れる」から始めているのはいかがでしょう?
わらべうた(※)などを歌いながら口を開けてもらい、スキンシップを通して「気持ちいい」「大事にされている」という感覚を持ってもらいましょう。
※おすすめのわらべうた 「大根漬け」
「だいこんつけ、だいこんつけ、うらがえし、
だいこんつけ、だいこんつけ、おもてがえし」
(何回か繰り返してうたう)
他にも日常から親が歯ブラシを使うのをみせる、また、人形やぬいぐるみで遊ぶ時に歯ブラシを使って歯磨きごっこ等を行うと歯磨きが楽しくなります。